昔と比べると管理職に求められる役割は、多様なマネジメントを求められ、働き方改革、ハラスメントの防止なども含めて幅広く、かつ責任も重くなっています。
しかし、時代が変わり、部下へのマネジメントも変化したにも関わらず、管理職に対するフォローは過去のやり方から変化せず、相変わらず管理職本人の自己啓発任せになっていないでしょうか?
求められることは複雑化し、大変になっているのに、求められるばかりでフォローがないのです。
部下に1対1のフォローが求められるのと同様に、管理職にだって、個別のフォローが必要であると感じます。
役員だから、管理職だから、当然自己完結すべきという考え方は、もう古いのではないでしょうか?
改めて言うのもなんですが、管理職になる人は、優秀な人材が多くいらっしゃいます。
管理職として、会社の中核を担い、会社に貢献する役割です。
部下への面談、1対1のフォローなど、部下に対しての個別対応は求めらますが、会社は管理職自身への個別対応は「特になし」「自分でやれ」「放置」のケースが多いと感じます…
多くの変化を求められ、責任を負うのに、管理職のフォローは昔と変わらずでは、あまりも管理職がかわいそうではないでしょうか?会社は、もっと、管理職を大事にすべきなのです。
ご存じのように、外部環境は変化し、大変な時代です。しかし、外部環境は変えられません。
昔を懐かしんでいても、もどれません。そう、私たちはどんなに苦しくてもこの環境から逃げられないのです。
変わってしまったことをなげいていても仕方がありません。結局やるしかないのです。
では、この変化にあわせて、どうやっていくのがベストなのでしょうか?
シンプルですが、外を変えられないから、自分を変える。この方法しかありません。具体的には、セルフマネジメントができるようになることが必要です。
セルフマネジメントができると、起きている出来事は変わりませんが、出来事に対する捉え方、思考、感情を、自分で主導権をもって主体的にマネジメントをできるようになります。
セルフマネジメントにより、出来事に振り回されなくなるのです。
管理職には部下のマネジメントが求められていますが、いったいどれだけの管理職の方が、自分のマネジメントができているのでしょうか?自分自身のマネジメントができないのに、他人(部下)のマネジメントができるはずはありません。
激変の時代を乗り越えるためにも、まずは、管理職がセルフマネジメントを実践できるようになりましょう。