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コーチングで扱う行動を促進する2つのアプローチとは

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リーダーシップ向上を目的としたコーチングでは、2つの側面からコーチングを受ける方の行動を促進します!!

1つは、やろうと思っていて実践できていないことの後押しです。

頭の中で考えやアイデアはあるけども、行動に移すまでには至っていない場合、コーチングの時間において、自分でアウトプットすることでそのアイデアに気づいたり、具体的な行動に落とすための最初の1歩がわかることで、行動しやすくなります

目先の仕事が忙しいと、目先以外の行動については、ついつい後回しにしてしまいますので、コーチングによって、アイデアレベルであったものが行動に落とし込まれ、行動しやすくなる、という効果があります。そして、小さな行動を積み重ねることで、結果として変化することにつながります。

ところが、このようなアプローチは、これまでの行動の延長線にすぎません。したがって今までのやり方とは全く異なった新しい行動をしなければならないけれど、自分でも行動を変えたくても変えられない、ということも起きてきます・・・

例えば、リーダーになれば、部下の前で話をしたり、年上の部下に対して言いづらいことを言わなければならない機会も増えることでしょう。

その際、人前で話をすることに緊張して、言いたいことが言えなかったり、年上の部下に遠慮してしまい、上司として伝えなければならないことがきちんと伝えられなかったり、ということがあるかもしれません。

当然ご自身は、「人前で緊張せずに話ができるようになりたい」「年上の部下に遠慮せず上司として伝えるべきことをきちんと伝えたい」という自覚を持って、改善しようと努力します。

しかし、どんなに自分が変えたいと思っていても、意識して実践しようと試みても、結果としていつも同じパターンが繰り返されるということがよくあります

具体的には、

・緊張せずに話そうと意識して実践しても、相変わらず人前で話すときは緊張して、言いたいこと伝えたいことを冷静に伝えられなかったり
・年上の部下に遠慮して、伝えるべき事の半分も伝えられなかったり
・もしくは年上の部下におもねるような態度で伝えてしまい結果として年上の部下から信頼されなかったり

・・・ということが繰り返されます(T_T)

実は、意識しても簡単に変えられない行動というのは、ご自身が持っている思考パターンが影響しているケースが多くあります。
具体的には、ある出来事(例えば、年上の上司に言いづらいことを伝えなければならない)に遭遇した際に、自分の中に引き起こされる「心のつぶやき(自動思考)」が関係しています。

無自覚であると、一見、「年上の上司に言いづらいことを伝えなければならない」という出来事が、結果として「ビクビクしてしまい、言いたいことを冷静に伝えられなかった」という反応を起こしているように見えます。

しかし、実際には、出来事とストレス反応の間には、別のプロセスがあり、具体的には出来事に遭遇したときに出てくる心のつぶやきである自動思考(このケースでは、「完璧に伝えなければ納得してもらえない」「年上の人には逆らってはいけない」)があって、その自動思考によって、感情(このケースでは「恐れ」)が引き起こされ、結果として引き起こされる反応(このケースは「結局言いづらいことを言えなかった」「緊張して話す声がうわずった」)が起きるということになります。

そこでリーダーシップ向上コーチングにおける、もう1つの方法は、自分の心のつぶやき(自動思考)を自覚し、コントロールすることで、自分の感情と反応する回数を減らしていく、というアプローチを行います。

自分の自動思考を自覚し、トレーニングにより意識的に反応した行動をする回数を減らしていくことで、これまで取れなかった新しい行動を選択することを目指します。

例えば、今まで10回中10回とも、年上の部下に言いづらいことが言えなかった人が、トレーニングを重ねることで、言えなかった回数を【10回中8回】⇒【10回中5回】⇒【10回中3回】と減らしていき、結果として最終的に年上の部下に言いづらいことが言える回数が増えていく・・・すなわちこれまでとは違う行動を選択できるようになることを目指します。

実は、このアプローチは、自分の心のつぶやき(自動思考)を自覚しなければならないため、自分自身と向き合う準備ができていない人には行えません。

しかし、リーダーには、自分の内面と向き合い、自分の内面を高めいてくということも必要不可欠ですので、一度ご自身と向き合って、まずはご自分がどのような思考パターンを持っているのか、ということを、自覚してみてください。

変えたいけれど、いつも同じパターンを繰り返してしまう・・・変えたいけれど変えられない・・・ということが当てはまる場合は、ご自身の心のつぶやき(自動思考)が原因かもしれません。

ぜひ、ここからスタートしてみて下さい(^_^)

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