最近、中小企業様における、人事評価制度、退職金制度、社員教育制度の構築に関するコンサルティングのご相談が増えてきています。
これまでは、ついつい人材育成を後回しにしていた・・・という企業様も、最近の人手不足の影響もあり、「このままではマズイ」「このままでは生き残れない」と危機感を抱いており、いよいよ手つかずだった人材育成を実践していきたい・・・という流れなのかもしれません。
このような意識を高く持っている企業様の人材に関するサポートをお手伝いできるのは、本当にありがたいことです!
いま、時代の変化と共に、業務や職種の線引きを超えて、対応すべき業務範囲も広がってきており、それこそ営業職以外の職種においても、全社的に意識的に売上げに貢献することが求められています。
また、管理職に限らず、管理職以外の一般社員においても、多角的に物事を考える力が求められたり、かつ、広範囲に渡る貢献を求められることも増えてきています。
いわゆる「マルチタスク人材」の育成、というところが求められているのです。
このような時代の流れはある意味当然で、AIが普及してくれば、簡単な仕事やルーティン的な仕事はAIに任せられるわけなので、人としては、より高度なところ、より繊細なところ、個別対応などのスキルを高めることが必要とされています。
残酷なくらいハッキリと、これまでの常識とは異なるスキルや責任、役割など、高度なことを求められる時代がやってきているのです!
先日、ある製造業の経営者の方とのミーティングにおいて、プレイヤーとして優秀なだけでは評価できず、一般社員でも、後輩を育成・指導するスキルやリーダーシップ力を求めている、というお話しをお聞きする機会がありました。
これからの時代は、プレイヤー個人としての成果だけではなく、チームや組織としての成果を上げることを率先していける人材が会社の求める役割や評価のスタンダードになっていくのかもしれません。
実際に、人事評価制度や社員教育制度においても、一般社員に「指導力」「育成力」で評価する評価基準を作成したり、「指導力」や「育成力」を身につけるための研修を受講させるということが織り込まれてきています。
スピード早く、自ら考え、企画立案し、他部署との調整や部下・後輩の育成を行い、チームとして組織としての成果を上げ、業績に貢献できる人材が求められてきている・・・何だか自分で記事を書いていても、残酷なくらいに高度なことを求められてきていると、実感します。
もちろん自分に置き換えてみても、まったく他人事ではありませんがあせるしかし、時代の流れには逆らえませんので、どうせ変化するならば、変化を後追いするのではなく、半歩でも先をいけるように自ら変化していく、という主体的な選択も必要なのかもしれません。
人材育成は、やってすぐに効果が出るというわけではなく、3年~5年と中長期的に取り組んでいくことでジワジワと成果が出てくるものです。
気づかれている企業様はすでにスタートしています。
もし、今後の人材確保、人材育成に課題を感じているのであれば、ぜひ、早いタイミングでの取り組みをスタートしてください^^