私たちは、日々の生活の中で「こうあるべき」「こうするべき」という考え方を無意識のうちに持っています。
こうした「べき思考」は、自分にとって当たり前すぎて気づかないことが多いものです。
しかし、この無意識の「べき思考」が周囲に大きな影響を与え、
コミュニケーションや職場の空気に変化をもたらすことがあります。
例えば、弊社の行為者向けハラスメント研修では専用シートを使って日々の言動や行動を振り返り、
自分がどのような「べき思考」を持っているかを探っていきます。
このシートに記入することで、自分が抱いている「当たり前」が改めて見える化され、
新たな視点で自己認識を深める機会になります。
私の経験上、ハラスメント行為者(パワハラ)は業務上優秀な人が多いです。
このような人達は、自分自身に厳しい姿勢を持っていることが多く、それを自然に周囲の人にも求めがちです。
この厳しさが時に誤解を生み、本人が意図せずともハラスメント行為(パワハラやモラハラ・ロジハラなど)に
つながってしまうことがあります。
※もちろん「ハラスメント」とされた行為が許されるわけではありません。
私たちの研修では、まずこの「べき思考」を理解し、
多様な価値観を尊重する姿勢を養うこと(ここももの凄く重要です!)から始めることが大半です。
「自社のハラスメント対策に課題を感じている」、
「ハラスメントに対する取り組みを強化したい」とお考えの方は、ぜひ一度弊社にご相談ください。
吉川 洋之